怠け者は地震を研究したい

怠け者地方国立大学生による地震研究者を目指すブログ

勉強が下手な人へ

私は勉強がとてつもなく下手だ。

 

原因ははっきりとしていて、

"完璧主義"である。

 

完璧主義は勉強においては捨てた方がいい。良い完璧主義と悪い完璧主義があるとは思うのだが、とりあえずどちらの完璧主義もあまり得策でないような気がする。

 

完璧主義をこじらせた結果は、教科書の始めの2章はとんでもなく細かいところまで覚えている。その他の章は何も頭に入っていない、いやそもそも触れることすらしていない。

 

なぜこんなことが起こるのかというと、最初のうちは気力も集中力もあるもんだから、血眼になって教科書をにらめっこして徹底的に覚えてやろうとする。

しかし、1章の終わりには気力も集中力もなくなり頭に全く内容が入ってこないのだ。

完璧主義なもんだから、終わりが頭に入っていない!復習だ!最初からだ!と訳の分からないことを言い出してまた同じことを繰り返す。

章が変わっても同じことを延々と繰り返し、せいぜい2か3章までしか進まないのだ。

 

その他にはタスクが終わらないと、タスクが終わらなかったことが後ろに波及するのが嫌で、タスクが終わらなかった→計画立て直し(これも実行不可能)→タスクが終わらない→最初からだ!→計画立て直し(以下略 の繰り返しである。

 

完璧主義はやっかいだ。

 

目標も高いし、計画しているときにはやれると思っているのだが、完璧主義なもんだから不可能な計画であっても最初からその通りに進まなければ気がすまないし、計画の変更を嫌う。修正は悪で最初から計画通りにスムーズに進まなければ嫌なのが完璧主義なのである。修正しなくていい計画なんて存在しないのにねぇ...

 

というわけで私は以下に今気をつけている。

  • 理解できない箇所があったり、集中できていなかった箇所があってもとりあえず最後まで読む。章だけでなく本全体をとりあえず目を通す。
  • 予定はうまくいかなくて当然。

今のところはうまくいっている。

とりあえず最後まで目を通すというのはとても重要だ。アウトラインを少しでも理解していると、復習するときに労力がぜんぜん違う。わからないままに数式を移したり、わからないままに文を読み進めることは決して無駄ではなく、むしろ復習の効率を上げる。また、例えば全10章あったとしたら、とりあえず1章ごとに進める中に理解できない箇所があってもとりあえず10章まで読み切ろう。

 

その本のゴールが見えれば見通しも立つし、何より知らないことを再び読まなければならないという心理的負担は想像以上に大きいのだ。

 

完璧主義の皆、完璧主義は捨ててしまおう。