地震を勉強したい高校生へ
大学選びは難しい。
それぞれの大学にそれぞれの特色、強みがあり、入ってから何か違った...と思うひとも少なくない。
せっかくの大学受験で!幾多もの選択肢がある中で後悔しない大学選びをするためには、どんなことに気をつけたらいいのだろうか。
ここでは地震について学びたいという人に特化して書こうと思う。
君は地震について勉強したいと思っても、地震の何を勉強したいか考えたことはあるだろうか?
地震について勉強するといっても、様々な分野に分かれる。
例えば、地震の予知がしたいとか、地震のメカニズムが知りたいとか、はたまた地震波を使って地球の内部を覗き見したり、断層にできる岩石を分析したりと地震に関わる勉強は多種多様にわたり、地震の勉強=地震学ではないのだ!
本当に地震学の授業があれば、地震に関する研究室があればその大学でいいのかよく考えた方がいい。例えば、断層にできる岩石を分析して地震の際にどのような運動が起こっているのかを知りたいという場合は地震学ではなく地質学の領域に食い込んでくる。
自分の勉強したいことがなんなのかはっきりしない人はできるだけ多くのことが学べる大学を選んだほうがいい。旧帝大はその例である。多種多様の研究分野を、多くの地震学者が研究している。
一方で地方国立大学では、地震の研究室はあっても自分の研究テーマとずれていることがあったり、1つの研究室に多くの学生が在籍し、一人あたりに割ける時間等のリソースは少なくなりがちである。一方で、地方国立大学にしかない強みもあるから(高温高圧実験といえば愛媛大学である)よく調べるといい。
オープンキャンパスやオンライン進路相談も大学によっては用意しているから、積極的に活用するといいと思う。
質問があれば是非コメントしてほしい!
将来の仲間のために少しでも手伝いができれば幸いである。