おすすめの力学の本 「よくわかる初等力学」
理学部や工学部の大学生が入って初めにやることといえば、力学である。
力学は物理の基本であるから、まず間違いなく半年かけて力学の授業を受ける。
そして高校で物理をとっていなかったり、はずれの教員を引いたりしたもんならそれはもう悲惨だ。
もし高校で物理選択でも、なめてかかると痛い目を見る。
(もし舐めてかかって痛い目を見ていないなら、それは君が天才なのか、授業レベルが低いかのどちらかである)
単振動など、微分方程式という初めて聞くような単語の式を解いてやる必要があるし、微分方程式は結構あっさりと説明されて何がなんやらわからないことがしばしば。
そこでおすすめの本を紹介する。
この本は神である。
とてつもなくわかりやすく、1年半挫折し続けてきた力学を1ヶ月でマスターさせてくれた。(なぜ挫折したかは「勉強が下手な人へ」を読んでね)
理学部に入るような人は、とにかく理論だった専門書を手にとりがちなのだが、そんなもの前提知識なしでいきなり読めるわけがない。最初はよくわかる初等力学のような、やさしく解説されている本を読まないと時間だけがいたずらに過ぎていって何も進歩しないのだ。
プライドは捨てて入門書を読んでから専門書を読めば良い。
そうすれば効率がとんでもなく上がるし、入門書だからといって内容が不足することもこの本に限ってはないように思える。
というわけで、物理があまり得意でない人、専門書を読もうとして3ページくらいで挫折した人、これから力学の本を買おうとしている人、授業が意味分からない人にはこの本がおすすめである。